TOP > テーマ別おすすめ画像 > 尾瀬の晩夏から秋の風情
テーマ別おすすめ画像
尾瀬の晩夏から秋の風情
/
尾瀬は、群馬県・福島県・新潟県の3県にまたがり、2000メートル級の山に囲まれた高層湿原です。湿原特有の多くの植物群落が見られることから、わが国を代表する湿原。この尾瀬にあって、尾瀬沼は燧ヶ岳の溶岩が沼尻川をせき止めたことによって、生じたと言われています。
我が国で高層湿原として有名な尾瀬は、植物の宝庫としても知られています。その清らかな色彩あふれる花たちは、見る者の心に染みこみます。無数の池塘は、澄んだ水に美しい山容の影を映しだすます。そして早朝と夕方、霧が湿原や草原をゆっくりと流れて行き、至仏山や燧ヶ岳の麓を登って、幻想的な景色を見せてくれます。
とくに秋には、池塘の大小さまざまな浮島を含めて、湿原一面が、鮮やかなキツネ色の草紅葉に染め上げられます。尾瀬ヶ原の秋は、錦絵そのものです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年10月29日
- 更新日
- 2016年09月30日 15時 39分