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秋・紅葉期の京都「銀閣寺」
Ginnkaku-ji Temple in autumn
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銀閣寺は正式の名称を東山慈照寺といい、臨済宗で相国寺派の塔頭寺院の一つです。室町幕府の八代将軍であった足利義政が、造営した山荘を起源としているとのことです。その後、室町時代の後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園美として、国内外に有名・・・。現在は、古都京都の文化財の一部として、世界遺産に登録されています。
楼閣である銀閣(観音殿 国宝)は柿葺で、質朴さの中に高貴さを加えた宝形型の重層構造です。初層は住宅の風で「心空殿」、上層は禅宗様(唐様)の仏堂で「潮音閣」と呼ばれます。そして書院造りの基となる意匠が取り込まれていて、東山文化の代表的な建築物とみなりされています。
銀閣寺の建物、庭園、池、裏山の森や竹垣などは、春夏秋冬と季節の巡りに合わせて、そてぞれの風情を語ります。
今回訪れたのは秋、黄葉や紅葉が、銀閣や東求堂の黒い屋根、白い銀沙灘と向月台、森の常緑樹や苔によく映えていました。木の葉たちに近づいて観ると、それぞれ緑、黄、紅色に美しく染まってた。そして長い歴史と文化を秘めた銀閣寺は、深まって行く秋の風情に満ち、見る人々の心に染み入ります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年01月03日
- 更新日
- 2017年10月05日 08時 48分