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二月の花と実(がんサバイバー・クラブ 2月寄稿)
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日本列島は季節的に、最も寒い2月に入りました。北海道や日本海側の本州は、今年も積雪の報道が盛んです。東京では青空の下、関東の空っ風が歩く人々のマフラーを揺らしています。そして九州の平地でも時々、雪が降り氷が張ります。このような冬でも、植物は雪にも氷にも負けないで、冬に映える花を咲かせ、蕾たちは間もなくやってくる東風を待っています。佐賀の武雄温泉の傍にある武雄神社では、ピンク色のサザンカが横なぐりの風雪の中で凛々しく咲き・・・、福岡の筥崎では黄色のフクジュソウが、雪どけを促すように開花し、九州がんセンターではカンヒザクラ(寒緋桜)がその名のように緋色の蕾や若い花弁を開かせています。阿蘇の山裾では、まだ白色を帯びたミツマタが、房状の蕾を微かに揺らし、東京の江戸城の濠端では、マンサクの細長い花弁を四方に広げていました。その脇をランニングの人たちが通り過ぎて行きました。さあ、来月は春が訪れます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2019年02月03日
- 更新日
- 2019年02月04日 10時 28分
分類・キーワード:
植物(木)