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令和3年「霞立つ春 三月の花」(がんサバイバー・クラブ、2021年3月 寄稿 )
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令和3年2月から、ようやく我が国でも待ちにまった、新型コロナに対するワクチンの注射が、開始されました。しかし変異株などに対する効果など、未だ不明のことがあります。やはり3密を避け、マスクをし、手洗いの励行などに心がけましょう。さて3月になり早春を迎えました。まだ寒さと暖かさが交互にやってくる候ですが、次第に陽の光に春を感じるようになってきました。九州から関東にかけて、植物たちは閉じた蕾を膨らませ、花弁を広げています。
福岡の博多湾に浮かぶ能古島のアイランドパークでは、ポピー、キンギョソウやリナリアなどが多彩な色で咲き、子供連れの家族が歩き回っています。福津市の丘では青紫色のキランソウが地面に接して咲いていました。静岡の伊豆半島では青野川に沿って連なるピンク色の河津桜が満開で、並木の下では黄色のナノハナが咲き乱れています。東京調布の神代植物公園にも春が訪れ、ウグイスカグラの星の形をしたピンク色の花が、微風に少し揺れていました。そして茨城の水戸の偕楽園では、青空の下で白梅と紅梅が良い香りで、梅園を歩く人々の足を留めていました。これからは東北や北海道でも、次第に春めいてくるでしょう。もう少し待って下さい。来月には多くの花が、一斉に咲き始めることでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年03月01日
- 更新日
- 2021年03月02日 16時 39分