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西長門「角島灯台」の朝・昼・夕
Day and evening of Tunoshima Lighthouse in Nishinagato
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角島灯台は日本海の響灘に浮かぶ角島の北西部にあって、日本海側では始めての洋式灯台です。明治9年に英国人により設計起工され、しかも石造り(総御影石)の灯台。日本に二つしかない塗装を施さない灯台の一つで、「日本の灯台50選」の選定をうけ、現在も活躍し続けています。
29.6mの石造り灯台で、平均海面からの高さは44.66mあるそうです。光源は1874年イギリス製の正八角形のフレネルレンズで、灯質は単閃白色。毎15秒で1閃光し、光は約34kmの距離まで到達するとのこと。
周囲は灯台公園として整備されています。角島灯台と一緒に出来たレンガ造りの洋館は、灯台守の宿舎で現在は灯台記念館。また隣接する赤レンガ造りの倉庫も、当時の姿を残す貴重なものです。公園から海の方に向かうと、静かな波の音がザーザーッと寄せては引き返し・・・、また浜風が灯台そばのススキの穂を揺らしていました
歴史的な文化財としての価値が高く、またロマンを秘めた灯台の美しさ・・・。とくに今回、素朴な石造りの灯台は、秋の澄んだ青空に溶け込むように、スッと気高く立っていました。そして夕方、沈んでゆく夕日を背景にして、その美しいシルエットは、忘れがたいものでした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年12月10日
- 更新日
- 2016年09月30日 10時 25分