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夏の緑に包まれた帝釈峡の「鬼の唐門」と「白雲洞」
Oninokaramon and Hakuundo Caves of Taishakukyo Gorge surrounded by summer green
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国定公園の帝釈峡は、中国山地のほぼ中央に位置する南北約18kmにわたる広大な渓谷で、日本の5大名峡の1つにあげられています。中国地方で有数の景勝地で、そこには鍾乳洞をはじめ、多くの奇岩や巨岩があります。「白雲洞」と「鬼の唐門」が、その代表的なものです。
「白雲洞」は帝釈峡の鍾乳洞を代表する洞窟です。奥行き約200m、最大高20m、最大幅5mの洞窟。その中には、上から垂れ下がる鍾乳石、下から立つ石筍、大きな石柱があります。また一番奥には、風穴があるとのこと。実際、冷たい空気が顔を撫でるように吹いてきました。
一方、「鬼の唐門」は、高さ8mの陥没鍾乳洞です。鍾乳洞の天井部がほとんど崩れ落ち、入口の部分だけが天然橋として残ったと考えられています。また、門の上には、「鬼の窓」と呼ばれる覗き窓のような穴も開いています。周りは原生林の濃い緑。それに囲まれて、石灰質に特有の白い岩壁、巨岩、奇岩が映えていました。そして彩り豊かな野草たちも・・・。(潮 信輔)
- 登録日
- 2009年12月11日
- 更新日
- 2016年09月26日 11時 00分