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秋の金沢・兼六園「ことじ灯籠・虹橋、霞ヶ池と雁行橋」
Kenrokuen in Kanazawa: Kotoji stone lantern, Niji-bashi bridge, Kasumiga-ike pond and Gankou-bashi bridge in autumn
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金沢の兼六園は、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで、日本三名園の一つとして名高い大名庭園です。国の特別名園に指定されていて、「兼六園」という名前は、宋代の詩人が著した洛陽名園記に記されている六つの景観(宏大、幽ひつ、人力、蒼古、水泉、眺望)を兼ね備えた名園であることに由来します。
広さ約3万坪にもおよび、約170年を費やして築庭された江戸時代を代表する林泉回遊式庭園・・・。多くの見所があり、春の桜、夏の翠、秋の紅葉、冬の雪吊りと、四季おりおりの風情に富んでいます。
霞が池は兼六園の中心部にあって、園内で一大きな池です。池を中心にしていろいろな名勝が配置されていて、廻遊しながら庭園の景景を楽しめるよう、散策路が巡らされています。
霞ヶ池の岸に立ち、琴の糸を支える琴柱(ことじ)の形で有名なことじ灯篭と虹橋です。兼六園のシンボル的な名所。また近くには11枚の赤炉室石を使った「雁行橋」があります。こちらは雁が空を並んで飛んでゆく姿に似ていることから、つけられた名前とのことです。兼六園には多くの石橋があります。そしていつも、それぞれの季節に合わせた余情を感じさせてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年03月04日
- 更新日
- 2024年02月16日 15時 25分