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秋の兼六園「夕顔亭と周囲」
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金沢の兼六園は、約170年を費やして築庭された、広さ約3万坪におよぶ大名庭園です。岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園の一つとして名高い日本庭園。国の特別名園にも指定されていて、名前の由来は、宋代の詩人が著した洛陽名園記に記されている六つの景観を兼ね備えた名園であることに由来するとのこと。
江戸時代を代表する林泉回遊式庭園で、春の桜、夏の翠、秋の紅葉、冬の雪吊りと・・・、四季おりおりの風情が楽しめます。
兼六園にはいくつかの有名な池があります。その1つが瓢池で、池畔には茶室の夕顔亭があります。この「夕顔亭」は、1774年に茶室として建てられた園内で最も古い建物とのこと。そばには「伯牙断琴の手水鉢」や「竹根石手水鉢」があり、由緒ある歴史を静かに語っています。近くではユズリハの紺色の実、モッコクの赤い実、キササゲの黄色い実たちが、秋の青空に吸いこまれるように映えていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年02月16日
- 更新日
- 2016年09月23日 14時 46分