TOP > テーマ別おすすめ画像 > 房総・笠森寺の四方懸造り「観音堂」
テーマ別おすすめ画像
房総・笠森寺の四方懸造り「観音堂」

房総・笠森寺の「観音堂」

岩山に建つ笠森寺の観音堂
笠森寺の「四方懸造り」観音堂
笠森寺観音堂の懸造
笠森寺観音堂の格子窓と回廊
笠森寺の観音堂と桜


笠森寺「観音堂」の木階段
笠森寺の観音堂
岩山に建つ笠森寺の急勾配の階段と木組み
笠森寺・観音堂の階段
笠森寺の階段木組み
笠森寺・観音堂の階段
ミツマタ


笠森寺「観音堂」の外観
笠森寺の「四方懸造り」観音堂
笠森寺の観音堂
笠森寺の「四方懸造り」観音堂
岩山に建つ笠森寺の観音堂
笠森寺の「四方懸造り」観音堂
笠森寺の観音堂


笠森寺「観音堂」の回廊と欄干
笠森寺観音堂の回廊と欄干
笠森寺観音堂の回廊と欄干
笠森寺観音堂の回廊と欄干
笠森寺観音堂の回廊と納経所
笠森寺観音堂の軒先
笠森寺観音堂の半鐘
笠森寺観音堂の四方懸造の説明版
笠森寺観音堂の回廊と半鐘
サクラ


笠森寺「観音堂」の四方懸造りの木組み
岩山に建つ笠森寺の「四方懸造り」観音堂
笠森寺の「四方懸造り」
笠森寺観音堂の懸造木組み構造
笠森寺観音堂の四方懸造
笠森寺観音堂の四方懸造様式
ミツマタ

静止画は以上です。ここからは動画にてお楽しみください。
/
天台宗・別格大本山にある房総の笠森寺は、山号を大悲山といい、本尊が十一面観音像であるので別名は「笠森観音」。783年に最澄(伝教大師)が開基したと伝えられる古刹で、観音堂は1028年に天皇の勅願で建立されました。
とくに観音堂を有名にしたのは、その建築様式。巨大な岩の峰上に建てられた日本唯一の「四方懸造」です。桁行が五間、梁間画四間の寄棟造で、銅板葺きと、四面を舞台造りにした日本でも珍しい四方懸造。国の重要文化財(旧国宝)に指定され、本邦で唯一の楼閣のような大悲閣です。
さて、遠くから見ると、観音堂は尖った岩山の上に建っているように見えます。61本の柱で支えられた高さ30mの四方懸造。まるで建物が空中に浮いているような舞台造りの組木は、見る人々を魅了します。
75段の急な木段を上がった回廊からは、房総の山々が眺められます。そして回廊を一周すると、山頂に建てられていることが実感できます。二世安藤広重の浮世絵「諸国名所百景」にも出てくる名所・・・。京都の清水寺も懸造ですが、笠森寺は四方とも全てが懸造りなので、本邦唯一の楼閣と云えるでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年05月12日
- 更新日
- 2016年09月23日 11時 06分