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新緑の太宰府「光明禅寺」
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太宰府の光明禅寺は、臨済宗東福寺派に属する禅宗寺院です。鎌倉中期の1273年に、菅原家の血すじを引く鉄牛円心和尚によって創建された禅寺で、山号は神護山(じんごさん)。江戸時代には太宰府天満宮に仕える人々とその家族の菩提寺で、天満宮の結縁寺となっているとのことです。この寺にある「一滴海庭」と「仏光石庭」の2つの庭はあまりにも有名で、四季おりおり多くの人々が訪れます。
今回は新緑に萌える光明禅寺の姿を集めてみました。門を入ると右側に前庭があります。案内板によると、七・五・三の十五石で、光の字に配石された仏光石庭で、九州で唯一の石庭とのこと。白い砂の海、島々を示す茶色ががった岩・・・、新緑と見事に協調し合っていました。
寺の奥庭となっている「一滴海庭」もまた、青い苔で陸と島、白い砂で大海と水を表現した枯山水の庭です。その長汀曲浦の見事な線で画出され、九州を代表する庭として有名。「苔寺」の名でも親しまれ、庭園は碧く苔むしています。その上を、木々の若葉や新緑が、萌え立つように、絆を深めるように・・・・、春の陽光に揺れていました。心に沁みとおるような春の一日でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年11月22日
- 更新日
- 2016年10月01日 10時 37分