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肥後の「一心行の大桜」と春景色
The big cherry tree of issingyo in Higo
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「一心行の大桜」は南阿蘇村(旧白水村)にあって、樹齢400年余のヤマザクラの大樹です。高さ14m、幹の周りが7.4m、東西に21m、南北に26mも広がる桜の古木。“ふるさと熊本の樹木”に登録され、九州では知らない人はいないと言われるほど有名な桜の老樹です。
名前の由来は、1580年に戦いで亡くなった武将の妻子と家臣が、一族の霊を供養するために桜の樹を植え、一心に行をおさめたと言う故事から、「一心行」との名前が付けられたとのことです。
田園にポツンと立っていて、遠くからも目立つ巨大な桜の樹・・・。約50年前の落雷で幹が6つに裂けたため、現在の形になったとのことです。どんなに年月を経ても、いつも淡い薄紅色の花をつけてくれます。そして現在では、毎年20万人あまりの人々が訪れていて、見る人に感動を与える大きな桜の木です。またこの老樹の周りには、黄色い菜の花が敷きつめられていて、ピンク色のサクラと黄色いナノハナは互いに饗宴しながら、春の到来をしっかり告げています。夕方から夜にかけて、ライトアップされた「一心行の大桜」は、春の暖かい夜風にサワサワと揺れていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年05月11日
- 更新日
- 2016年10月01日 13時 49分