TOP > テーマ別おすすめ画像 > 実り始めた十月の花と実(がんサバイバー・クラブ 2017年10月 寄稿)
テーマ別おすすめ画像
実り始めた十月の花と実(がんサバイバー・クラブ 2017年10月 寄稿)
/
10月は秋が盛りの候、日本の各地は秋の景色がに包まれます。植物たちが夫々の色と姿で、秋を連れてきます。鮮やかなオレンジ色のキンモクセイ。秋を代表する香りのよい花木として有名で、まわりに仄かな匂いが漂います。野山や川岸では、淡いピンク色のフジバカマが咲き、蝶のアサギマダラが集まります。湿原では赤紫色のヤマラッキョウが揺れています。
またノブドウの実たちは、水色、青、瑠璃色、紫、紅色などに耀き・・・、「宝石の実」ともよばれます。そして高原の秋風に揺れるススキの花穂、秋の夕照によく映えます。空では羊雲がゆっくりと峰々の上を流れ、下の草むらでは秋の虫たちが、コロコロ、リーンリーンとしきりに鳴きます。静かな秋です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年10月02日
- 更新日
- 2021年09月24日 16時 08分