TOP > テーマ別おすすめ画像 > 日本各地の農・産業用「水路橋(通水橋)」
テーマ別おすすめ画像
日本各地の農・産業用「水路橋(通水橋)」
九州には農業用の水を運ぶために、阿蘇の火山岩を利用した美しい石造りの水路橋(通水橋)があります。多くは江戸時代から大正時代までに、水不足に悩む地域に豊かな実りをもたらす農業用として造られました。川や谷、道路をアーチ式として架けられていて、現在もそれらの優美な姿が人々を魅了し、忘れられない景勝地となっています。
「通潤橋」は熊本の山都にあり、江戸時代(1854年)に建設された、農業用で日本最大級の石造アーチ水路橋です。土木構造物として国宝に指定され、豪快な放水の姿でも有名。「六連水路橋(明正井路第一拱石橋)」は大分の竹田にあって、1919年(大正8年)に完成した石造アーチ水路橋です。6連という数と89.2メートルの長さを持つ、日本一を誇る巨大な石造アーチ水路橋・・・。現在も灌漑用の水路として稼働しています。また「大坪橋」は熊本県の山鹿にあって、幕末の慶応元年(1865年)頃に、水路橋と人道橋を兼ねて架設された、石造りの2連式アーチ橋です。現在は山鹿市立博物館の敷地内に移築されています。
一方、「水路閣」は京都の南禅寺の境内にあって、赤レンガ造りの水道橋です。琵琶湖からの疏水を活用する、発電・舟運などの産業用として、明治23年(1890年)に完成したとのこと。赤レンガを積んで造った連続アーチ(ローマの水道橋風)は、京都を代表する近代化遺産(国の史跡)として観光名所になっています。
これらの水路橋を訪ねたとき、まだ重機などがない時代に、多くの石や煉瓦を、隙間なく正確に積み上げられた工法に驚きました。そして、当時の関係者の方々が受けられた労苦を思い、感慨深いものがありました。今更ながら感謝いたします。(潮 信輔)
- 登録日
- 2026年05月28日
- 更新日
- 2026年05月31日 05時 52分
![[357887]](/data/ph/s/20181010/357887.jpg)
![[357805]](/data/ph/s/20181002/357805.jpg)
![[357809]](/data/ph/s/20181002/357809.jpg)
![[357888]](/data/ph/s/20181010/357888.jpg)
![[352879]](/data/ph/s/20180419/352879.jpg)
![[357889]](/data/ph/s/20181010/357889.jpg)
![[352878]](/data/ph/s/20180419/352878.jpg)
![[357890]](/data/ph/s/20181010/357890.jpg)
![[357806]](/data/ph/s/20181002/357806.jpg)
![[357891]](/data/ph/s/20181010/357891.jpg)
![[275579]](/data/ph/s/20150916/275579.jpg)
