TOP > テーマ別おすすめ画像 > 夏の立山「室堂平の景色」
テーマ別おすすめ画像
夏の立山「室堂平の景色」
Summer scenery of Tateyama Muro-do in Toyama Pref.
/
室堂は立山黒部アルペンルート内の最も高い標高2450mに位置し、観光と登山の拠点となっています。眼前には有名な剱岳、立山三山、雄山をはじめ、3,000m級の雄大な山々を望むことができます。また遊歩道に沿って歩くと・・・、日本アルプスで最も深い高山湖である「みくりが池」や熱泉や噴気が湧く「地獄谷」、優しい姿の「リンドウ池」などを見ることができます。
「ミクリガ池」は、室堂のシンボルといえる美しい火口湖です。最大水深15メートル 周囲約630メートルで池の周囲には、高山植物の種類も豊富。また近くには「リンドウ池」があり、その名のとおり、リンドウの花が咲きます。夏、これら2つの池の周りには、ミヤマリンドウ、タテヤマリンドウ、ヨツバシオガマ、タテヤマアキノキリンソウなどの高山植物が、数多く自生しています。
「地獄谷」は熱水や噴気が湧き出す、硫黄の匂いがたちこめる荒涼とした谷間で、立山信仰の中心的な存在。また「血の池湿原」はミクリガ池からリンドウ池に行く途中に、いくつも見られま湿地帯の水たまりのようなものです。水深は浅く、水分中に多くの酸化鉄が含まれることから赤みを帯びています。
久しぶりに訪れた立山の室堂平は、雪渓を抱いた峰々が青空にくっきりと映え、2つの池の周りにも残雪がありました。そして散策路の周りにはには黃、白、紫、青色の高山植物が迎えてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年05月09日
- 更新日
- 2020年05月09日 13時 26分