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春・新緑期の金閣寺「舎利殿(金閣)と鏡湖池」
Kinkaku-ji (goldenpavilion) and Kyoko-chi" (mirror pond) in spring
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金閣寺は正式な名称を鹿苑寺といい相国寺の塔頭寺院の一つです。舎利殿の「金閣」が特に有名なため、一般的には金閣寺と呼ばれています。室町幕府の三代将軍であった足利義満が、山荘北山殿を造ったのが始まりとされ、京都の北山文化の象徴として、国内外に知られる名刹です。山にかこまれた広大な境内には、多くの建物、庭園や池、義満公由来の名所があり、世界遺産(文化遺産)に指定されています。
舎利殿は漆地に金箔を押した三層の宝形造の楼閣であることから、「金閣」として有名。鹿苑寺の通称「金閣寺」の由来となっています。3つの層は、それぞれに異なる様式を採用した特異な建築です。初層は寝殿風、二層は書院造風、三層は仏殿風で、二層と三層には金箔をはってあり、室町期の楼閣建築の代表的例とみなされています。鏡湖池は国の特別史跡・特別名勝に指定されてい池泉回遊式庭園です。金閣を水面に映す鏡湖池は、多くの島々や奇岩名石が配置されています。
春は新緑に包まれ、金閣も背景の森や鏡湖池も黄緑色の植物に映えます。そして湖面のさざ波が止まった時には、鏡湖池に黄金色の金閣の影が映り、その姿は美しいかぎりです。また散策路そばの庭園では、ピンク色のミツバツツジが数か所で咲き、春の到来を告げていました。別の場所には薄紫の小さな花弁が・・・、、腰をかがめて近寄って見ますと、可憐なスミレでした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2019年02月20日
- 更新日
- 2019年08月04日 10時 48分