癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

長崎には、我が国におけるキリスト教の原点となるような史跡が、多くあります。その中でも多くの島からなる上五島には、瀬戸や入江が入り込み、そこらでは信仰に裏付けされた素朴で崇高な教会があります。　 　ここでは、大曽教会と冷水教会を紹介します。住民のほとんどが信者という地区で、青方港を望む丘に建つ大曽教会。重厚なレンガ造りの教会で、八角ドーム屋根の鐘塔、円形アーチの縦長窓とステンドグラス、多角形で彫刻が美しい列柱などが、特徴的です。一方、冷水教会は奈摩湾に面した丘に建つ、白い木造の教会です。単層の屋根につく、八角の塔。そして白く優美な下見板張りの外壁。重厚な大曽教会と優美な冷水教会は対照的ですが、内部は共通点が多く、ともに深い信仰に支えられているのが、よく分かります。（潮 信輔）