癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　十和田湖は、火山の噴火に伴う大陥没で生じたカルデラ湖で、春夏秋冬にそれぞれ美しい景色をみせてくれます。広い十和田湖に突き出る２つの半島、中山半島と御倉半島、そして小さな島たち。夏、岬や湖岸では、淡い黄緑色や濃い緑色の草木が、コバルトブルーの湖面によく映えます。また、自然そのままに、波や風に揺れている倒木や流木、外輪山の変化に富んだ断崖や赤い壁・・・。休屋から２つの半島を巡って子の口に至る遊覧船の旅は、次々に現れてくる湖岸の景色を見せながら、新しい発見に満ちています。 　一方、湖畔では名所が多く、旅情をかきたてます。静かに湖面を見続ける高村光太郎作の「乙女の像」、原生林の中で古式ゆかしい十和田神社・・・。そして、夢と旅は十和田湖から流れ下る「奥入瀬渓流」へと続きます。（潮 信輔）