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江戸時代の趣を持つ山鹿の「八千代座」
Yachiyoza Theater in Yamaga, an expression of Edo taste
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国の重要文化財である「八千代座」は、熊本のいで湯の町、山鹿にあって歴史とロマンを伝えています。明治43年に建てられ、江戸時代の雰囲気を色濃くもった芝居小屋。そして平成13年に山鹿の雅を伝える建物として、華やかに蘇りました。
1階の木の棒で仕切られた枡席、花道やスッポンと呼ばれるみこし状の台。2階は朱塗りの欄干がめぐらされた桟敷席で、提灯が列をなして並んでいます。他の芝居小屋では見られなくて、「八千代座」を特徴づける天井広告画。ヒノキ材の舞台、人力により動く廻り舞台、丸竹を縄で格子状に組んだ”ぶどう棚”、そして舞台下の”奈落”の仕組みなど、歴史を感じます。
「八千代座」で江戸時代から伝わる、さまざまな仕掛けを見ることが出来ました。ここには伝統の風が吹き、時もたしかに流れていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年06月27日
- 更新日
- 2017年06月28日 15時 42分