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秋の会津「喜多方」の蔵と町並み
Kura (old storehouse) and houses on the streets in Kitakata
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会津の北方に位置する喜多方の街は、別名「蔵の町」とも呼ばれています。酒造や味噌・醤油などの醸造業が盛んで、いたる所に約2,000を越える蔵が点在しています。その代表的な蔵が、典型的な座敷蔵を中心とした「甲斐本家」。重厚な風格が漂う黒漆喰の外壁、精緻を凝らした座敷や書院、ケヤキの大木を削って造られた線状の吊り階段は豪華そのものです。また若喜レンガ蔵や老舗の醤油工場の煙突・・・・・・。
そして喜多方の意気は、郊外の農家にも及んでいます。その代表的なのが「三津谷の若菜家とその周辺・・・。整然と積み重ねて造られ、紫がかった茶色の煉瓦の倉が夕方の空に映え、赤い柿の実が秋の風情を一層高めます。また道の両側に並んだ大小、それぞれの姿をした杉山集落の蔵。そして薪の束、稲穂に夕日が射し込み、風情ある初秋の景色でした。20数年ぶりに訪れた喜多方の町は、やはり懐かしい想い出を伴って、確かな秋の風情に包まれていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年01月13日
- 更新日
- 2020年09月22日 16時 38分