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クスノキの樹木の風情
Camphor tree
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クスノキ(樟)は本州の中部より西南部の暖地に自生する、落葉する高木です。公園、寺院や神社に植えられることが多く、神社の巨木は神木や天然記念物として崇められています。樹齢が数千年のクスノキも・・・。長い年月を経た大木は、横に広がり、枝ぶりや豊富な常緑の葉をつけます。やがて凹凸のある樹形、鬱蒼とした樹冠へ・・・。
老古木になると、幹は瘤を付け、時には空洞化し、根は苔むして広がります。常緑樹ですが、葉は1年と10日で変化します。淡紅色の若葉、夏の濃い緑葉を経て、黄葉・紅葉へ・・・。そして次の世代の若葉が出てくるのを確かめて、落葉します。
また、花と実は目立ちませんが、大きな樹木を支えています。このようなことから、クスノキは神社によく似合う樹木で、わが国の文化を支えてきた木です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月04日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 02分
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