癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

 浅草寺は飛鳥時代の６２８年に建てられた、都内で最も古い寺です。その後、歴史の栄枯盛衰を見ながらも、建造物は次第に増え、とくに江戸時代からは、関東地方の民衆文化の中心として深く根付いてきました。浅草を代表する有名な雷門、仲見世通り、本堂・・・。その他にも、境内には歴史と文化が息づく諸堂があります。国宝であった「五重塔」。昭和20年3月に焼失しましたが、今は再建され往時の荘重、秀麗な姿を見せています。    これまで何度も訪れました昼間の浅草寺や仲見世通りは、内外からの観光客でにぎやかでした。今回、夕方から早晩にかけて、五重塔や境内、その周りの名所を見て回りました。人が少なくなった浅草寺境内・・・。暮れゆく青空に陰影を強くしていった五重塔。やがてライトアップされ、昼と夜のはざまで、慎ましげに美しく浮かび上がっていました。昼とは違った浅草風情に包まれて行きました。（潮 信輔）