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冬・氷結期の平泉・毛越寺「大泉が池」と周辺
Frozen Oizumigaike Pond of Motsu-ji Temple in Hiraizumi
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平泉毛越寺は天台宗の寺院で、広大な境内には、搭山を背景にした浄土庭園があります。平泉ー浄土思想を基調とする文化的景観として、国の特別史跡と特別名勝に指定されています。その中央部に位置するのが「大泉が池」。そこには、洲浜、枯山水風の築山、中島、浪返し、巨大な池中立石などが設けてあります。そしてこの池の周辺には、常行堂、開山堂、鐘楼などが建ち並んでいます。また平安時代の曲水宴遺構を思わす遣り水も・・・。さらに金堂園隆寺、南大門、嘉祥寺、講堂などの臨池伽藍跡を示す礎石群があり、仏教文化と平泉文化を今に伝えています。
前回は紅葉に映える素晴らしい景色でしたので、冬はどの様な風情を見せてくれるのかと思い、今回訪れたのは真冬の朝。「大泉が池」はほぼ氷結して、池を渡る冷たい風は、写真を撮る手の指を痛くしました。しかし、池面には周りの森林の木影が映り、その枝や葉影が揺れて・・・美しいものでした。そして、氷結の池には、陽に解けてキラキラ輝くところもあり、気持ちを温かくしてくれました。秋とは違った素晴らしい浄土庭園池の風情でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年07月05日
- 更新日
- 2020年05月12日 09時 27分