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ピンクのジンチョウゲの四季(蕾から花・実へ)
Pink winter daphne: from bud to flower
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ジンチョウゲ(沈丁花)は中国原産の常緑低木で、日本へは室町時代に渡来しています。雌雄異株でわが国で見られるのは、雄株がほとんど。枝の先に10〜20個の4弁花が手毬状に集まってつきます。淡いピンク色の花もきれいですが、何と言ってもジンチョウゲの特色は香りにあります。春に咲く芳香性の花の代表的な花です。香木として名高い沈香のような良い匂いをあたりに漂わせます。
常緑の葉は光沢があり、厚く細長い楕円形。ピンクの花を引き立てます。つぼみは濃い紅色ですが、開いた花の内側は淡紅色で、オシベは黄色です。なお花芽は寒い冬の中で、3ヶ月ほどを過ごします。忍耐強い花芽です。そして春・・・淡くて温かみのある色と良い香りで、道行く人たちを魅了します。また雌株には、濃いオレンジ色の実がつきます。
花言葉は「優しさ」、「おとなしさ」、「栄光」、「歓楽」、「永遠」など。暖かくなった春、風に乗ってジンチョウゲの香りがただよってくると、気持ちも暖かくて優しくなってくるから不思議です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年07月02日
- 更新日
- 2016年09月23日 10時 40分