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秋・紅葉期の会津若松城(鶴ヶ城)の「城門・櫓と石垣・濠」
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会津若松城は、天守閣があたかも鶴が翼を広げた様な美しい姿をしていることから、別名「鶴ヶ城」と呼ばれています。戦国時代から多くの大名が治め、その規模と威容から東日本で有数の城郭と見なされてます。
幕末の戊辰戦争での戦いは、1ヶ月に及ぶ籠城戦と白虎隊の悲劇を含め、永く語り継がれてきました。白壁の五層五階の秀麗な天守閣、堅固な櫓門や走長屋、野面積や布積の高い石垣と枡形虎口、朱塗りの廊下橋・・・・・・。
秋、会津若松城は黄葉や紅葉に包まれ、多くの人々が秋の風情を求めて訪れます。天守閣は当然ですが、歴史深い城門や石垣も秋景色に彩られます。豪壮な大手門の櫓門・・・。古い西出丸や武者走りなどの石垣には、銃弾の痕が残り、その上をツタの黄葉が覆うように這い、秋風に揺れます。
干飯櫓につづく土塁に上ると、、松とともに紅葉を纏った桜の古木が、しっかりと根を張り、下の濠を見守っています。そして濠端に行くと、落葉を浮かべた水面では、時おり吹いてくる風でさざ波が起きては静まり・・・、その中を家族のような水鳥たちが、羽根を休めていました。
会津若松城は、堅牢、秀麗、風雅が色濃く感じさせる風格ある名城です。そして四季おりおりの景色を奏でます。とくに秋、歴史の愁いを含んだ風情が、、訪れる人々を魅了します。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年01月29日
- 更新日
- 2016年09月21日 12時 11分