癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　日本の秋は北海道の高原から、南の方へ、麓へと下りてきます。清冽さとひんやりとした大気とともに、美しい夕映えや夕焼けを伴って･･････。多くの草木も、花から実へ、緑から茶色へと、新たな装いと彩りを添えていきます。そして秋、麓を飾る一面の黄葉や紅葉は、道行く人々の目をとらえて離しません。また、晩秋に風に揺れるススキの穂波は、人それぞれの思い出を包みながら、静かに、しんみりと流れて行きます。寒い冬、多くの高原は白一色にそまり、葉を落とした枝には樹氷や霧氷が、白い花をいっぱい咲かせます。それから再び高原には、次第に春の息吹が･･････。（潮　信輔）