〜自然と時間の流れの中に、癒し・憩いを見つける〜

癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

change language
  • 詳細検索
  • 分類一覧
  • 植物名一覧
  • 検索のヘルプ
  • ホーム
  • 更新履歴
  • このサイトについて
  • 医学からみた「癒しと憩い」
  • 癒し憩い画像データベース宣言

TOP > テーマ別おすすめ画像 > 約50年に一度咲くと言う 「リュウゼツラン(竜舌蘭)の花の朝と夕」

テーマ別おすすめ画像

約50年に一度咲くと言う 「リュウゼツラン(竜舌蘭)の花の朝と夕」

An Agave Century Plant in National Kyushu Cancer Center
/

リュウゼツラン(竜舌蘭)は単子葉植物で、公園や学校などで庭木として、また観葉植物として植えられています。この植物は長い、長い歴史を語っています。生育が遅くて、花を咲かせるまでに数十年(日本では30〜50年に1回)に一度だけ、花を咲かせることから、別名は「センチュリープランツ(世紀の植物)」ともよばれています。漢字表記は先の尖った多肉質の葉っぱが、放射状に広がり、あたかも竜の舌を想像させることから。

この植物の生長、歴史を知ると愛着がわきます。最後の年に劇的に変化します。葉っぱの間から伸びてくる木の幹ほどの太さの茎が直立し、その先端にはたくさんの筒状の花が付きます。しかし花は先端の数個だけが結実し、その後、根元の葉は黄色くなり、株は枯れてしまいます。すなわち花は一生に一度しか咲かなくて、一度の開花でこの株は枯れてしまいます。しかし強い植物です。数十年も栄養をためてきて、花となり青い実となり、そして褐色になった実の中に多くの種子を抱いて大地に戻り、新たな子孫となって生まれてきます。この株より生まれた幼いリュウゼツランは、現在が新病院の花壇で根付いています。

 九州がんセンターは今年の春、同じ敷地に建てられた新しい病院に移転しました。このリュウゼツランは、50年以上も前に、旧病院の前庭に植えられていたはずです。毎年、あまり変化を見せないで、人の関心も低いまま、夏の猛暑にも、冬の積雪にも耐えて来ました。そして今年、初めて長い茎を高く伸ばし、黄色の花をたくさん咲かして、実も付けながら青空に映え、人々の眼を惹きつけました。 

その姿はこれまでの病院の業績をたたえながら、植物としての役目を終わろうとしているようです。そうです。西側に立派に建った新病院を祝福し、九州がんセンターが新たな夢に向かって、邁進することを願っているに違いありません。(潮 信輔)

 

 

登録日
2016年09月02日
更新日
2022年09月01日 14時 28分
分類・キーワード: 植物(木) その他 リュウゼツラン(竜舌蘭) 単子葉植物 センチュリープランツ 花 九州がんセンター

「約50年に一度咲くと言う 「リュウゼツラン(竜舌蘭)の花の朝と夕」」の画像リスト

「約50年に一度咲くと言う 「リュウゼツラン(竜舌蘭)の花の朝と夕」」の場所

テーマ別おすすめ画像一覧に戻る

癒し・憩い 7つのテーマ

  • 四季の花々・植物の推移
  • 癒しの言葉
  • 時間の流れ
  • 水の流れ
  • 懐かしい風景
  • 名所・旧跡
  • 自然と動物

その他の画像

  • 癒しの動画
  • 文学と画像・一行四窓
  • 癒しの音楽
  • ご提供いただいた画像
  • テーマ別おすすめ写真
  • スタッフおすすめ写真
  • 過去1ヶ月に撮影された画像

関連ページ

  • 消化管医用画像DB
  • ボランティア活動の紹介
  • 生命の進化と宇宙・地球
  • 関連リンク
  • お問い合わせ

  • 全登録画像:枚
  • 植物の種類:種
  • 登録動画数:個

  • iyashi RSS


このページの一番上へ

Copyright 2016 © NPO法人癒し憩いネットワーク / 独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター All rights Reserved.