癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　アンコール遺跡には、アンコール・ワットやアンコール・トムの他に、数百に及ぶ寺院の遺跡があります。森に囲まれ進む風化の中で歴史を語る「プレ・ループ」、丘の頂上に建てられ夕日を見る場所で有名な「プノム・バケン」。平地型で果物の木が多い「ロレイ」、山岳型寺院で参道脇のナーガ像と５層の基壇に立つ細身の中央祠堂が特徴的な「バコン」。赤いレンガ造りの祠堂群と、その壁面の漆喰装飾が美しい「プリア・コー」。王の沐浴の池「スラ・スラン」、テラサイトの石段と各祠堂のリンテルで有名な「東メボン」。 　これらの寺院遺跡は、カンボジアで多くの宗教文化、宗教芸術が確かに息づいていたことを、教えてくれます。（潮 信輔）