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越前海岸の景勝地 流紋岩で出来たジオパーク「雄島」
Oshima, a scenic spot on the Echizen Coast and a geopark made of rhyolite













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雄島は福井県坂井市の三国町にある島で、「海の神様の島」として崇めらている、越前海岸の景勝地の1つです。この島は東尋坊の北西約2キロに位置する、標高27m、周囲は2kmの島。古来より自然林で覆われていて、島へは安島漁港から架かっている224mの朱塗りの雄島橋を通って行けます。渡るとすぐに神社への石段があり、原生林の中の遊歩道を歩くと、古風な大湊神社(県重要文化財)に着きます。美しい彩色が施されている桃山様式とのことで、屋根は柿葺(こけらぶき)です。創建は650年ごろに創建されたと伝えられ、以後、栄枯盛衰を繰り返しているそうです。。
雄島で特徴的なのは、島全体が流紋岩でできており、近くの東尋坊と同様に柱状節理が発達していて、板状節理も見られます。ジオパークとしても有名・・・。不思議なのは流紋模様の岩に囲まれた所に、地下から真水が湧き出ていて「瓜割の水」と呼ばれています。
また西側には白亜の「雄島灯台」が建っていて、目を転じると名勝の東尋坊が眺望できます。雄島と東尋坊はマグマの変化で出来た、節理の岩が織りなす、兄弟のような景勝地と言えるでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2025年10月02日
- 更新日
- 2025年10月02日 07時 34分