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巡る季節 四月の花と実(がんサバイバー・クラブ、2020年4月寄稿)
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最近は新型コロナ感染症の件で、世界中は外出も控えているような状況になっています。日本もなにか重苦しい雰囲気ですが、植物たちには春の花が盛りの候となって来ました。これまでに撮影されてきた春の花たちを、静止画と動画で見てみましょう。まず和歌山の紀の川にある「医聖・華岡青洲の里」では、黄色いナノハナ畑が揺れ、近くでは早くも鯉のぼりが春風に泳いでいました。大分のタデ原湿原では、野焼き後の大地から紫色のスミレが生き生きと姿を現しました。
一方、長野にある上田城址では、サクラやミツバツツジが本格的な春の訪れを告げています。また滋賀の彦根城でも、青空の下で満開のサクラが天守閣に映え、多くの人々が歓声を上げていました。そして福岡市の植物園でも、多彩な色のリビングストンデージーが、絨毯の様に咲き広がり、見る人々の表情を明るくしていました。これらの花のように、季節はめぐり来て、各地で多彩な草木に花弁をつけてきました。来年も咲いてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年04月01日
- 更新日
- 2020年04月01日 14時 13分