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春浅しき二月の花と実(がんサバイバー・クラブ、2020年2月 寄稿)
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令和2年は暖冬とは言え、季節的には最も寒い2月を迎えました。しかし九州の福岡では植物たちが冬になっても、季節に合わせて、それぞれ蕾を膨らませつつ開花しています。福岡の市街地にある庭先では、ジンチョウゲが赤紫色の蕾を膨らませながら、一部では淡いピンク色の花弁を覗かせていました。飛梅伝説で有名な太宰府天満宮では、拝殿前に植わっている梅の木が、一斉に白い花を咲かせていました。一方、九州がんセンターの花壇でも、アネモネが真紅の花びらを広げながら微風に揺れ、薄紫色のヒマラヤユキノシタが、冬の陽だまりを受けていました。一方、筥崎宮では黄色いフクジュソウが、隣り合って仲良く開いていました。これらの花たちは、九州では春が近いと告げています。そして次第に四国や西日本、東日本、東北や北海道にも、”早春が訪れるよ”、と語っているようです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年02月01日
- 更新日
- 2020年02月01日 20時 15分