〜自然と時間の流れの中に、癒し・憩いを見つける〜

癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

change language
  • 詳細検索
  • 分類一覧
  • 植物名一覧
  • 検索のヘルプ
  • ホーム
  • 更新履歴
  • このサイトについて
  • 医学からみた「癒しと憩い」
  • 癒し憩い画像データベース宣言

TOP > テーマ別おすすめ画像 > 日本各地の大楠(クスノキの巨樹)

テーマ別おすすめ画像

日本各地の大楠(クスノキの巨樹)

Huge and elderly camphor trees urvived since ancient times in Japan
/

 クスノキ(楠、樟)は本州の中、南部、四国や九州に分布している、クスノキ科の広葉樹です。木枝および葉から防虫剤として知られている樟脳油を出すために、病虫害に負けないで長命であり、神木として古くから神社などに植えられて来ました。樹の高さは普通20mくらいですが、ときに40mを超える大木もあり、大楠と呼ばれています。日本各地にある大楠を集めました。

「蒲生の大楠」は鹿児島県姶良市の蒲生八幡神社の境内にある巨樹で、国の特別天然記念物に指定されています。樹齢は約1,500年、根周りの長さ33.5メートル、幹の長さ24.22メートル、高さも約30メートル。根から幹の部分には大きな空洞があり、地面にどっしりと根をはった力強さと樹木の荘重さは、神秘的です。環境庁が行った調査で日本一の大楠に認定されています。

「本庄の大楠」は福岡県本庄市築上町の大楠神社境内にある大楠です。国の天然記念物になっていて、福岡県では一番大きな樹木です。樹齢が1900年余、樹高は25.8m、胸高の幹周囲が20.6m。木の芯部は大きな空洞となっていて、野鳥のアオバズクが営巣にやってくるとのこと。

 「衣掛の森(大楠)」は福岡の宇美八幡宮の境内にある、巨大な楠の1つです。名の由来は神功皇后が応神天皇をご出産された際に、「産衣」(うぶぎ)を掛けられたことからとのこと。樹齢2000年、幹の周りが15. 70m、樹高20mで、国指定の天然記念物に選定されています。とくに幹周りの巨大さは圧倒的で、風格ある姿は見ごたえ十分です。

「武雄の大楠」は佐賀県の武雄市にある巨樹で、武雄神社の神木とされています。高さ27m、根回り26m、樹齢は3000年といわれ、その幹の下方に続く根元には約12畳の空洞があり、天神様が祀られています。永い年月を経た威厳と力強さに、畏敬の念を抱かせます。

「寂心さんの大楠」は熊本市北迫町に生育する巨大なクスノキで、熊本県の指定天然記念物になっています。樹齢は約800年で、幹周りが13.3m、高さは29mとのこと。かって武両道に優れた武将が手植えした木と伝えられ、根元にはその墓石をとり巻き込むような形もしています。独立した1本の木であるのに、多くの枝を広げ、葉を茂らせていて、まるで森のような姿を見せてくれます。

雨と森林が多い日本には、数知れない多種の巨樹が生育しています。それらの中でも常緑のクスノキ(楠)は、悠久の年月を経ながら、神木として地域の人々を見守ってきました。生き様を見せているようです。(潮 信輔)

登録日
2020年01月05日
更新日
2020年01月04日 15時 35分
分類・キーワード: 植物(木) 神社 名所・旧跡 クスノキ(楠)巨樹 蒲生の大楠 本庄の大楠 衣掛の森(大楠)武雄の大楠 寂心さんの大楠 神木

「日本各地の大楠(クスノキの巨樹)」の画像リスト

テーマ別おすすめ画像一覧に戻る

癒し・憩い 7つのテーマ

  • 四季の花々・植物の推移
  • 癒しの言葉
  • 時間の流れ
  • 水の流れ
  • 懐かしい風景
  • 名所・旧跡
  • 自然と動物

その他の画像

  • 癒しの動画
  • 文学と画像・一行四窓
  • 癒しの音楽
  • ご提供いただいた画像
  • テーマ別おすすめ写真
  • スタッフおすすめ写真
  • 過去1ヶ月に撮影された画像

関連ページ

  • 消化管医用画像DB
  • ボランティア活動の紹介
  • 生命の進化と宇宙・地球
  • 関連リンク
  • お問い合わせ

  • 全登録画像:枚
  • 植物の種類:種
  • 登録動画数:個

  • iyashi RSS


このページの一番上へ

Copyright 2016 © NPO法人癒し憩いネットワーク / 独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター All rights Reserved.