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アオキ(青木)の四季
Four seasons of Japanese aucuba
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アオキは日本固有種で、現在はアジアに分布する常緑の低木で、雌雄異株です。名の由来は、数年間にわたっていつも葉や枝が青いことから。高さ1〜2mで半陰地でも育ち湿気にも強いため、山地の林内や北向きの庭でよくみられます。光沢があり、疎な鋸歯状の縁を持つみずみずしい葉・・・。 春、小枝の先端に円錐形の花序を付けますが、4枚の花弁自体は5mm未満と小さく、色も濃い小豆色で目立ちません。ところで、雌木のアオキの特色は、楕円形の実と変化する色に・・・。夏から秋、大きくなるにつれて緑色から、次第に渋いピンク色へ。さらに晩秋から初冬には、朱色をへて真っ赤なつやつやした2cm大の液果が・・・。 そして冬、真っ赤な実は雪にも映えます。冬に赤い実を付ける植物は少なからずありますが、アオキは最もみずみずしく輝く実の一つです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年12月28日
- 更新日
- 2016年09月12日 14時 41分