癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　高知市は「功名が辻」の山内一豊が、土佐藩主として入府してから、城下町として発展した都市です。険しい山に囲まれ、黒潮が躍る広い太平洋に面していて、独特の気風が培われています。４００年余の歴史を持ち古風な中にも、荘重さ優美さを兼ねそなえた高知城の天守閣と周りの城郭建築物。そして桂浜に立ち日本の彼方を見つめる坂本龍馬像、高知城に立ち「自由民権は死なず」と書かれた板垣退助像。

そして市内で開かれる朝市や定期市、ゴトゴトとゆっくり走る路面電車、せせらぎの小川に架かる朱色の「はりまや橋」、天然記念物の尾長鶏など・・・。土佐高知の街には、時間がゆっくり流れているようです。

また、山海の味覚が豪快に盛りつけられた皿鉢料理にも、土佐の伝統文化と風土が息づいているようでした。黄緑色のトサミズキも、こころなしか威厳がありました。（潮 信輔）