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キキョウ(桔梗)の四季
Four seasons of Platycodon grandiflorus (balloon flower)
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キキョウ(桔梗)は、東アジアに広く分布するキキョウ科に属する植物です。日本人には馴染みのある野草で、日本では秋の風物詩として、古くから親しまれています。秋の七草の一つ。万葉集や他の詩歌にも多く取り上げられている植物です。
6月中旬の梅雨ごろから、緑の葉に囲まれた蕾が徐々に開花しはじめ、淡い紫色から夏には鮮やかな青紫色にかわり、5弁に分かれて星型の花を咲かせます。花言葉は「永遠の愛」、「誠実」、「気品」、「清楚」、「従順」など・・・、ピッタリと言い当てています。
秋も深まり寒くなると花弁は枯れて落ち、後にはやはり五角形の小さな実が顔を見せ、次第にオレンジ色から褐色に熟してゆきます。晩秋から初冬になると、果殻は5裂に割れて上部から小さな種子を出します。そして種子たちは風によって散り、春には再び帰った土地で、新たに芽吹き、梅雨期に入ると若葉が鮮やかに目立って来ます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年09月22日
- 更新日
- 2021年09月23日 11時 28分