TOP > テーマ別おすすめ画像 > 初秋の裏磐梯「五色沼」
テーマ別おすすめ画像
初秋の裏磐梯「五色沼」
Goshikinuma Swamps in Urabandai early autumn
/
磐梯山の大噴火(1888年)による土石流と、その後の長い年月を経て、磐梯山の周りには大小約300の湖や沼が出来たとのこと。そのうちで裏磐梯高原に生じた約40余の湖沼群を総称が五色沼と言われます。コバルトブルー、青色、深い緑色、エメラルドグリーンなどの水をたたえた湖や沼は、それこそ神秘的という表現がピッタリです。
磐梯山を映す「毘沙門沼」、コバルトブルーの「青沼」、苔で赤く見える「赤沼」、色が変化しやすい「るり沼」、茶緑ががった「みどろ沼」、真っ青な「弁天沼」、深緑の「柳沼」、そして名もない小さな沼たち。水の色は、光、季節、時間、鉱物の溶け具合、水生植物、そして見る角度によって微妙に変化します。五色沼と呼ばれる由縁です。
これまで五色沼に5回訪れましたが、いずれの沼にも自然の移ろいを感じました。初秋の草木は紅葉し、ツリフネソウの花やマユミの実をつけていて、五色沼の美しさは34年前と全く同じでした。五色沼は何度も来たくなるような、心を引きつける神秘さを、確かに持っています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年02月21日
- 更新日
- 2016年09月30日 14時 33分