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神奈川の観音埼灯台
Kannonzaki Lighthouse in Kanagawa

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神奈川の観音埼灯台は、三浦半島の最東端にあって、東京湾に出入りする船舶の道しるべの役割を果たしています。幕末の外国との条約で、わが国で最初に建てられた洋式灯台。建設当時はレンガ造りの四角い洋館建てでしたが、現在は三代目で白色八角形の灯台です。地上から塔頂まで19m、平均海面から灯光までが56m、光が届く距離は約35kmとのこと。
灯台周辺からの眺望は素晴らしくて、周りには磯が広がり、沖行く船が青い海で白い航跡をつけていました。岬ではトンビが舞い、のんびりと海を見る若い女性のネッカチーフを、春の海風がヒラヒラと揺らしていました。そしてこの灯台の庭に建てられている歌碑、「汽笛吹けば 霧笛答ふる 別れかな」の言葉が、見る人の胸を揺らします。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年04月23日
- 更新日
- 2024年09月10日 10時 30分