TOP > テーマ別おすすめ画像 > 唐津「鏡山」の春景色と鏡山神社、佐用姫伝説
テーマ別おすすめ画像
唐津「鏡山」の春景色と鏡山神社、佐用姫伝説
Mt. Kagamiyama and Kagamiyama Shrine in Karatsu
/
鏡山は佐賀県唐津市の東部にある、海に近い標高284mの台形の山です。高さは低いのですが、山頂は平らで、神社、展望台、池や公園などがあり、「虹の松原」とともに唐津市のシンボル的な場所です。眼下に弧状に広がる日本三大松原の「虹の松原」。そして青い唐津湾、のんびりと浮かぶいくつかの島影。いつ訪れても、心が和みます。 この山頂部には古代歴史をもつ鏡山神社があります。鏡山の名は、神功皇后が山頂に鏡を祀ったことに由来するといわれています。また別名は「領巾振山(ひれふりやま)」。この名には、日本三大悲恋物語の1つといわれている「松浦佐用姫」の物語が由来とされています。
佐用姫はこの鏡山で、朝鮮半島の百済救援に行く恋人の青年武将が乗る軍船に向かって、身にまとっていた領布を打ち振り、別れを惜しみつつ七日七晩泣き続け、ついに石に化したと云う物語です。
実際、山頂の「ひれふり展望台」からは、唐津湾の沖合いに浮かぶ島々や壱岐の島が、かすんで見えます。展望台にたたずみ、唐津湾の海面に映る雲の影が、流れて行くのを見続けました。そばでは、可憐な薄紫色のハルリンドウが、ときおり吹いてくる海風に揺れていました。歴史のロマンとともに、人生を重ね合わせて見ることができるような鏡山でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年08月08日
- 更新日
- 2016年09月30日 16時 02分
![[205496]](/data/ph/s/20120808/205496.jpg)
![[205500]](/data/ph/s/20120808/205500.jpg)
![[205501]](/data/ph/s/20120808/205501.jpg)
![[205204]](/data/ph/s/20120802/205204.jpg)
![[6035]](/data/ph/s/20011015/6035.jpg)
![[6025]](/data/ph/s/20011015/6025.jpg)
![[6036]](/data/ph/s/20011015/6036.jpg)
![[7265]](/data/ph/s/20011022/7265.jpg)
![[6018]](/data/ph/s/20011015/6018.jpg)
![[205502]](/data/ph/s/20120808/205502.jpg)
![[205205]](/data/ph/s/20120802/205205.jpg)
![[205541]](/data/ph/s/20120816/205541.jpg)
![[206280]](/data/ph/s/20120817/206280.jpg)
![[6033]](/data/ph/s/20011015/6033.jpg)
![[275579]](/data/ph/s/20150916/275579.jpg)
