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ナスタチウムの蕾から花へ
Garden nasturtium: from bud to flower
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ナスタチウムは南米原産のつる性〜半つる性の1年草です。高さは20〜50cmで、和名は金蓮花(きんれんか)。金色の花が咲き、葉が丸くて蓮の葉に似ていることから。花の色は、赤、朱色、橙色、黄色などで、いずれも暖色系の鮮やかな花びらを咲かせます。花は八重のものもあります。 丸〜楕円形の葉で、中心部より少しはずれたところから、葉脈が放射状に走ります。これが特徴で、葉脈が集まったところに、雨滴が溜まります。また、朝つゆや夜つゆも溜まりやすくて、その時は葉全体で、白い宝石を抱いているようです。 ナスタチウムはハーブで、クレソンに似た香りがあり、ビタミン類、鉄分やカルシウムを多く含んでいて、花や葉、実も食用になります。 花言葉は「困難に打ち勝つ」・「愛国心」とのこと。葉を盾に、花を兜に見立てたことから付けられたようです。花言葉のように、暖かくて原色系の色をもった強い印象を与える花です。しかし、丸みを帯びた緑の葉には、水滴がよく似合う植物でもあり、可憐さとみずみずさを持ち合わせています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年02月21日
- 更新日
- 2016年10月01日 15時 42分