名所旧跡:No.103 烏魯木斉[ウルムチ](シルクロード) (亜細亜の名所)
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世界で最も海から離れた内陸都市
“ウルムチ”とはモンゴル語で「美しい牧場」という意味で、中国北西部にあり、世界で最も海から離れた内陸都市としてむ有名です。
新彊(しんきょう)ウイグル(維吾爾)自治区中央部、ジュンガル(準菓爾)盆地南部のオアシスの町で、同自治区の主都です。
人口180万のウルムチは、漢族のほかウイグル族、カザフ族、モンゴル族、回族など42の少数民族が住んでいる多民族都市で、蘭州との鉄道・公路や、チベットへの公路が通じ、国内各都市や諸外国と結ぶ国際空港もあります。
現在は新疆随一の工業都市
古来より天山山脈(てんざんさんみゃく)の北側を通るシルクロード・天山北路(てんざんほくろ)の要地として発展してきました。それから長く遊牧民の根拠地として繁栄しましたが、前漢の時代に西域都御符が開設され、中国王朝の支配下に入ることとなりました。
明の時代にはモンゴル族オイラーがこの地に城を築き、清の時代になると、清朝政府は多くの満州族騎兵隊をウルムチに駐屯させ、ウルムチを新疆支配の中心地としました。
19世紀にロシア帝国が進出してくると、対ロシアの軍事拠点地として重要な位置を占め、新中国成立後の1955年に自治区の主都となり、政経・文化の中心都市となりました。
現在は新疆随一の工業都市として発展を続け、多くの工業地帯が開発されている。
郊外に出ると、辺りはゴビ砂漠。この世界第3位の広さの砂漠の荒涼たる光景が、延々と続きます。
名 称/ウルムチ(うるむち【烏魯木斉】)
所在地/中華人民共和国・新疆ウイグル自治区ウルムチ市