名所旧跡:No.121 長府毛利邸 (凛とした和を感じて)
再生にはFlash Playerが必要です。
「長府毛利邸」の動画
武家屋敷造りの重厚な母屋と白壁に囲まれた日本庭園
戦国武将・毛利元就から数え14代目にあたる元敏が、東京から毛利家の故郷に帰住するとき、長府の惣社町に邸宅を構えることとしました。
その時の邸宅が、今の「長府毛利邸」です。明治31年(1898)に竣工し、明治36年(1903)に完成。その後、大正8年(1919)までの16年間、長府毛利家の本邸として使用されました。
明治天皇の行在所としても使用
完成間近の明治35年(1902)には、明治天皇が、熊本で行われた陸軍大演習をご視察の際、当邸を行在所(あんざいしょ)として使用され、一部の部屋は当時のまま残されていて、往時を偲ばせてくれます。
また、津軽家に嫁がれ、常陸宮華子妃殿下の御生母となられた久子様(元敏公のお孫さんにあたる)も、この御屋敷で幼少時代を過ごされています。
武家屋敷造りの重厚な母屋と白壁に囲まれた日本庭園を持つ長府毛利邸は、昭和23年(1948)下関市に移管され、迎賓館や福祉館として利用されていました。
その後、平成10年(1998)4月に観光客用の施設として改装し、公開されるようになりました。
名 称/長府毛利邸(ちょうふもうりてい)
所在地/下関市長府惣社町