名所旧跡:No.126 別府・地獄巡り (自然味豊かな名所)
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「別府・地獄巡り」の動画
生きている地球を実感できる時
日本一、そして世界では第2位の温泉湧出量を誇る別府。そんな別府観光の人気スポットは、なんと言っても「地獄巡り」ですね。昭和3年(1928)、日本で初めてバスガイドを乗せた定期観光バスを運行させ、今では1日8便運行されるほどです。
ここ鉄輪・亀川温泉の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気、熱泥、熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記載されており、「近寄ることもできない」「嫌われた土地」であったといわれています。里人らは「地獄」と呼ぶようになり、今でも鉄輪では、熱泉噴出口を「地獄」と呼んでいます。
様々な形態で温泉や蒸気を吹き出す地獄地帯
天然記念物に指定されている「坊主地獄」の言い伝えをご紹介します。
坊主地獄のあった場所には、延内寺というお寺がありました。しかし約480年前に起きた大地震で、延内寺の床下から大爆発が起き、寺院も住職の円内坊も一瞬のうちに、吹き飛ばされてしまいました。その後からこの地では、絶え間なく熱泥が湧き出でる熱泉噴出口(地獄)ができたそうです。人々は湧き出る様子が円内坊の頭にも見えることから「坊主地獄」と呼ぶようになったそうです。
その坊主地獄の他に、共通観覧券が使える8つの地獄(海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄)があり、それぞれ違う特徴を持った地獄を見ることができます。
名 称/別府・地獄巡り(べっぷ・じごくめぐり)
所在地/大分県別府市小倉「坊主地獄」
大分県別府市御幸「海地獄」「鬼石坊主地獄」「山地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」
大分県別府市野田「血の池地獄」「龍巻地獄」