名所旧跡:No.133 見帰りの滝 (四季を感じて)
再生にはFlash Playerが必要です。
九州一の落差を誇り、日本の滝百選にも選ばれた名瀑
「見帰りの滝」は「見返りの滝」とも言われており、美しさのあまり見返してしまうところからつけられたとか…。
名付親は、浄方寺の住職・朴心ではないかとされています。(浄方寺は唐津市相知町佐里に移転し浄法寺と改称されています。)
落差100mは九州最大の滝で、水の流れの大きい右側を男滝、水量の少ない左側を女滝と言います。
男滝の流れは、多少左右に折れ曲がってはいますが、全体的に右側にやや弧を描くよう落ちています。猛々しくもあり、豪快な滝です。
一方の女滝は、細い水流が数条に分かれ、岩の切れ目を一直線に勢い良く流れたり、多様な枝分かれのように変化しながらも、最終的にはは本流と合流して滝壷へ向かっています。その岩盤に網目のように流れる姿に惹かれます。
滝の周辺は吊り橋や遊歩道が整備されており川岸には遊歩道があるので、渓流沿いを散策できます。
山頂に湧水池がある作礼山
この滝の背後には山頂に湧水池があるという珍しい山・作礼山があります。昔は修験道の霊山で、この滝も山伏修行の道場であったそうです。
滝のそばには「滝の観音」があり、子宝や眼病等にご利益があると言われています。
この「見帰りの滝」はあじさいの名所としても有名であり、あじさいの見頃の6月を中心に約1ヶ月間「あじさいまつり」が開催されます。(一部交通規制があります。)
名 称/見帰りの滝(みかえりのたき)
所在地/佐賀県唐津市相知町伊岐佐
【日本の滝百選に選定されています】