名所旧跡:No.18 呼子七ツ釜 (自然味豊かな名所)
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「呼子七ツ釜」の動画
伝説のある海中公園
日本で最初の海中公園に選ばれている七ツ釜とは、玄界灘(げんかいなだ)の荒波に浸食されてできた、七つの洞くつのことです。
最大の穴で奥行きが110メートルもあり、遊覧船で中へ入ると、まさに自然の驚異を堪能できます。
伝説は、神功皇后が朝鮮出兵の際、ここにある岬に、戦勝祈念のため土器を捨てたというもので、皇后を祀る土器崎神社(かわらけさきじんじゃ)があります。
加藤清正も引いた網
七ツ釜のある呼子町の、最大行事といえば「大綱引」。
これはおよそ400年前、豊臣秀吉が将兵の士気を鼓舞するため、加藤清正と福島正則の陣営を東西に分け、軍船に欠かせない綱を引かせたことから始まった、伝統的な祭りです。
現在では、町の老若男女が「岡組」と「浜組」とに分かれ、飛び入りの観光客も加わり、「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声の中、大綱を引き合います。
そして岡組が勝てば豊作、浜組が勝てば大漁と言い伝えられています。
呼子町には、日本三大朝市にも選ばれた、300年前から続く朝市があります。
それは今も活況で、地元で採れた新鮮な魚介類を始め、近隣の町からの野菜や果物、花などが集まり、売り手と買い手のやりとりで値段が決まります。
この町の歴史は、人の温もりにあふれています。
名称/七ツ釜(ななつがま)海中公園
場所/佐賀県唐津市横野