名所旧跡:No.19 高千穂峡 (自然味豊かな名所)
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屏風を広げたような峡谷美
高千穂峡はその昔、阿蘇の火山から噴出した溶岩で覆われて固まった後、五ヶ瀬川に浸食されて出来ました。
ここは国の天然記念物にも指定されており、まるで屏風を広げたような曲面を織りなした断崖絶壁は、まさに「幽玄峡」と呼ぶにふさわしい、神秘的の空間をつくり出しています。
またここではボートの貸し出しもあり、黒い岩肌にとうとうと流れ落ちる「真名井の滝」を、間近に見ることができます。
花も緑も紅葉も。
ここは春のヤマザクラに始まり、新緑・ツツジ・フジと、春から初夏にかけて、さまざまな彩りを見せてくれます。
そして10月下旬から11月中旬頃は、ナラ・モミジ・イチョウ・カエデが鮮やかに色づき、この峡谷を紅葉で染め上げます。
また、ここは標高がおよそ200メートルから1757メートルと高いため、初秋は紅葉が雲海に包まれますが、それが晴れる頃の独特の情景は、見る人の心に染み渡ることでしょう。
高千穂町は、「天の岩戸開き」を題材にした夜神楽[重要無形民俗文化財]が有名。
これは高千穂神社と町内各地で行われ、見物客は、「神を迎え、その魂をしずめ、神と民がくつろぎ、再び天に送る」というストーリーに、神々の世界を魅せられます。
名称/高千穂峡(たかちほきょう)
場所/宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井御忍井
【日本の滝100選】