名所旧跡:No.22 新宿御苑 (四季を感じて)
新宿区と渋谷区にまたがる広さ58.3ヘクタールの広さを持つ新宿御苑は年間100万人もの人が訪れる国民公園です。現在のように「国民公園新宿御苑」となったのは1949年(昭和24)のことです。もとは内藤家のお屋敷。江戸時代(1591年)に家臣の内藤清成が徳川家康よりこの広大な地を拝領しました。
その後明治に入ると大蔵省がこの地を購入し、牧畜園芸の改良を目的とした「内藤新宿試験場」をつくり、世界各地からの果樹などの植物が集められ生育されていました。その後、宮内省所管の「新宿植物御苑」などをへて徐々に現在の形へ整えられました。
園内にはバラの花壇とプラタナス並木で有名なフランス式整形庭園、高さ30メートルを超えるユリノキが見守る芝生の広がるイギリス風景式庭園、静寂に包まれた池泉回遊式庭園の日本庭園など美しい庭園が四季折々に私たちの目を楽しませてくれます。
四季折々に
周囲3.5kmもの広い園内には1万本を超える樹木が植えられています。幹周りが3mを超える巨樹巨木はなんと180本も。また、新宿御苑は桜の名所としても有名で、園内には約1300本のサクラがあります。60種以上ものサクラがあるため、1月下旬のカンザクラにはじまり、4月下旬のウコンやヤエザクラまで数ヶ月間にわたってさまざまなサクラの花を楽しむことができます。
春はサクラのもとでお弁当、夏は巨木の木陰で涼をとり、秋は落ち葉の敷き詰められたプラタナス並木を歩く・・・・・・。学校の遠足で、休日に家族や恋人と、都内に暮らす方々は一度は訪れたことのある場所かもしれません。それぞれにお気に入りの木や場所があるのではないでしょうか。
開園時間/9:00〜16:00(閉園16:30)
休園日/毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)と年末年始
入園料/大人200円・小中学生50円・幼児は無料