名所旧跡:No.27 大阪城 (歴史を感じる)
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太閤秀吉の聖域
豊臣秀吉が15年余りの歳月をかけて築城した、天下統一の拠点。秀吉没後も様々なドラマが生まれた、日本史に欠かすことの出来ない城郭です。
現在の天守閣は昭和6年(1931年)に完成したもので、外観は5層、内部は8階となっています。8階は展望台で、東に生駒、南に金剛・葛城、北に六甲の諸連峰、西は大阪湾にいたる大阪平野を一望できます。
威風堂々とした天守閣とともに、石垣の美しさも大阪城の魅力で、使われた石は40万個とも言われています。これらは、築城にあたった大名達が、地元から競って巨石を運んだため、その大きさにも驚かされます。特に、京橋口の肥後石、桜門の蛸石(たこいし)、西壁の振袖石などが有名です。
桜の樹の下で
大阪城にはおよそ4,300本の桜があり、そのうちおよそ700本は、天守閣の西方に広がる西の丸庭園にあります。ここは「日本桜の会」による「桜の名所百選」にも選ばれています。
また大阪城公園の北にある造幣局には、550mにも及ぶ桜並木があり、そこを一般解放する「桜の通り抜け」は、明治16年以来の恒例行事。
道の両側から桜が咲き乱れる「サクラのトンネル」は、全国的に有名です。
二の丸の東側には、いわゆる「市正(いちのかみ)曲輪」跡を丸々使用した、大阪城梅園があります。ここでは広大な敷地に植えられた93種、1250本(2002/02現在)の梅が、1月中旬から3月末までの長期にわたり、順次咲き誇ります。
名称/大阪城(おおさかじょう)
別名/金城、錦城
遺構/徳川時代の城跡 大手門・多聞櫓・千貫櫓・焔硝・石蔵・金蔵等の古建造物13棟