名所旧跡:No.47 尾瀬 (自然味豊かな名所)
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後世に残したい自然の宝庫、尾瀬
尾瀬は、福島・群馬・新潟の3県にまたがる日光国立公園の「特別保護地区」で国の「特別天然記念物」です。標高1,400〜2,356mの場所に位置し、東京ディズニーランド106個分の面積(8,690ha)を持つ本州最大の高層湿原です。
その特異な地質から、池塘に浮かぶ浮島や川沿いにしか生育しない拠水林など尾瀬独特の自然景観が形成されています。行く時々によって異なる様々な表情を見せてくれる尾瀬はたくさんの人々を魅了してやみません。
高山植物に包まれる至仏山
雪解けとともに姿を現すミズバショウ、湿原一面に咲き誇るニッコウキスゲは絵葉書などで特に有名ですが、尾瀬には約700種類もの植物が生息しています。
なかでも日本百名山に挙げられる至仏山は高山植物の宝庫です。特に7月は愛らしい花々が咲き誇り、登山中、足元の小さな花々に目を奪われ立ち止まることもしばしばです。しかし昨今、登山客の増加によって従来の植生が失われている箇所があるのも事実です。
尾瀬に自転車や車が入ることは許されません。総延長約57kmにおよぶ木道を歩くしかありません。そうして規制することによって尾瀬特有の自然、動植物はこの先も守られていくのです。
木道から下りて記念撮影をされてる方をたまに見かけます。湿原への立ち入りは厳禁です。
ゴミも各自できちんと持ち帰りましょう。
***一度破壊された自然は二度と同じ姿に戻ることはないのです。***