名所旧跡:No.53 鵜戸神宮 (歴史を感じる)
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海蝕洞窟内に社殿を構える全国住吉神社の総社
鵜戸神宮は「国定公園日南海岸」の断崖にある洞窟内に建立され、主祭神『日子波瀲武鵜葦草葦不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)』の産殿の址と伝えられる霊地です。
創建は約2000年前、第10代崇神天皇の御代と伝わりますがはっきりしていないようです。
その後延暦元年(782)に天台宗の開僧光喜坊快久が寺院を建立、「鵜戸山大権現吾平山仁王護寺」と称しました。
明治の時に神仏分離令によって仁王護寺と分離して明治2年(1869)「鵜戸神社」となり、明治7年(1874)に「鵜戸神宮」と改称したものです。
鵜戸神宮の御神徳として、縁結び、安産、育児、航海、漁業の御利益があるといわれています。
また、念流・陰流の剣法発祥の地としても知られています。
男性は左手、女性は右手で、願いを込めて投げる「運玉」
鵜戸神宮で有名なものとして「運玉」(亀石の穴に入れば願い事が叶う)、「おちちいわ」(主祭神の母、豊玉姫の伝説)、「八丁坂の石段」(815段の石段)、「シャンシャン馬」(新婚夫婦が馬に乗って鵜戸詣りをする風習)などがある。
主祭神「ウガヤフキアエズノミコト」の4代前には天照大神(伊勢神宮主祭神)、祖父は三種の神器と共に天孫降臨したと云われる彦火瓊瓊杵尊(ひこほににぎのみこと=霧島神宮主祭神)、父は神話の“山幸彦”で知られる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと=鹿児島神宮主祭神)、子供は神武天皇(宮崎神宮主祭神)です。
名 称/鵜戸神宮(うどじんぐう)
所在地/宮崎県日南市宮浦