名所旧跡:No.82 楽水園 (凛とした和を感じて)
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「楽水園」の動画
博多のビジネス街界隈にある池泉回遊式の日本庭園
江戸時代の代表的な庭園様式「池泉回遊式」の日本庭園をもつ楽水園。敷地面積約2900平方mの園内には、茶庭「水琴窟」があり、かすかな音色が響き心に沁み入ります。
この静観とした日本の美の調和が、私たちの心を落ち着かせてくれ、喧騒的な暮らしから解放させてくれます。
明治に建てられた博多商人の別荘から、戦後は旅館へ
明治39年(1906)、博多商人の下澤善右衛門親正が、ここ博多住吉に別荘を建て、のちに自分の雅号「楽水」にちなみ、「楽水庵」という茶室をつくりました。
戦後、この別荘は旅館として利用されるようになり、「楽水荘」と名を変えて存在しました。
そして「楽水園」は福岡市が整備し、平成7年(1995)から一般公開されるようになりました。
庭園を取り巻く「博多塀」も復元されています。
「博多塀」は、秀吉の九州征伐後の太閤町割りを行った際に、焼け石・焼け瓦などの廃材をかき集めて、粘土を固めて造らせた戦災復興の遺産です。
名 称/楽水園(らくすいえん)
所在地/福岡県福岡市博多区住吉