名所旧跡:No.94 三段峡 (自然味豊かな名所)
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軽装で峡谷を楽しむことができる三段峡
広島市内を流れる太田川の源流にあたる柴木川。その上流には石英斑岩や花崗斑岩の基盤が深く浸食を受けてできた渓谷『三段峡』があります。
全長約13km、高さ40mに及ぶ大岩壁や幾多の滝、急流・深渕の連続です。歩くにはアップダウンもあり確かに長く感じますが、見る価値は十分。特に、春の新緑、秋の紅葉は格別とのことです。
なかでも「猿飛、二段滝、三段滝、三つ滝、龍門」は『峡中の五大壮観』といわれています。
針葉樹と広葉樹の混合している原始林
渓谷としては大規模なダムが作られたため、柴木川の水量は減少し、かつての魅力を半減させたという声もあります。
しかしこの峡谷には「春の若葉」「秋の紅葉」の彩りを添える、針葉樹と広葉樹の混合している原始林があり、日本南西部の暖帯要素と北東部の亜寒帯要素との混生した植物相をみせており、美しさは他に類を見ません。
「日本人は滝を好むが、三段峡の魅力を全体的に見るとしたら、ここ黒淵周辺が1番いい。」とおっしゃるのは山荘のご主人。
みなさんは三段峡のどこが一番好きですか?わたしは全部好きです。
名 称/三段峡(さんだんきょう)
所在地/広島県山県郡安芸太田町大字柴木
1953年11月「国の特別名勝」指定